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2018年2月20日 (火)

考える練習をしよう

Dsc_0319 昨日の続きです。
確かめてみようということで子供たちに方法を考えさせました。
定規、コンパス、ひも・・、いろいろ出てきました。
テープを当てて調べることにしました。
あら不思議、なんと同じ長さでした。

Dsc_0324 こちらも子供に確かめてもらいました。
あら不思議、こちらも同じ長さでした。
目の錯覚なのですね。
みんな不正解でした。

Dsc_0325 次の問題。
これは何の絵でしょう?
子供たちからは、鳥という答えとうさぎという答えが返ってきました。
絵の向きを少し変えることで、鳥にもうさぎにも見えます。
鳥と決めつければ鳥にしか見えませんし、
うさぎと決めればうさぎにしか見えないものです。
決めつけてしまうと見え方の幅が狭くなってしまいます。

Dsc_0328 次の問題。
この人は何をしているのでしょう?
荷物を持っている。
荷物を持ち上げている。
荷物をおろそうとしている。
荷物を持ちながら影を見ている。・・・

子供によっていろいろな見方がありました。
決めつけないで多様な考えをもつことが大切です。

Dsc_0329 みんな、へえといった感じで聞き入っています。

Dsc_0330 次の問題。
細い深い穴にピンポン玉が落ちました。
さあ、どうして取ったらよいでしょうか?
大きな穴を掘る。
水を入れて浮かばせる。
ストローのようなもので吸い上げる。
虫につかんでもらう。・・・
子供たちは一生懸命考えました。
これまた子供からいろいろな考えが出てきました。

Dsc_0332 次の問題。
紙で橋を架けます。橋の上にホチキスを置きます。
さて、どうしたらホチキスが落ちない橋を架けられるでしょう?
一人一人紙をもらって考えました。
アイデアが浮かんだら、実際に試してみます。

Dsc_0335 折ったりねじったり、いろいろしますが橋は落ちてしまいます。
今度こそとチャレンジしますが、うまくいきません。
子供たちは一生懸命考えました。
本当にそんなことが可能なのか?

1・2年担任のA教諭が考えたものが見事にホチキスを支えました。

Dsc_0338 紙を交互に折り、ジャバラのようにすると折れません。
軽くて頑丈な橋の出来上がり。
不可能と思ったことが可能になっていました。
考えるということの可能性とすばらしさを感じた実験でした。

この構造は段ボールや航空機、新幹線など、いろいろなところで
活用されています。

Dsc_0341 実は、この本を紹介するための時間でした。
図書室に置かれていますが、これまで貸し出し履歴がありません。
埋もれていた本とその魅力を子供たちに紹介しました。
考えるということは、おもしろいし、大切なことですね。